「もうすぐだな。」




「そうだね。名前、どうしよっか。」




さっきからずっと聞いてるけど、何の話だかさっぱりわからない。




「けど、生まれるまで女の子か男の子かわからないからね。」




もしかして…




私はママを正面から見た。




お腹が大きい…




もしかして、妊娠…?




ってことは、お腹の中にいるのは私?




『そう!あたりだ!』




「ミキ!?」




さっき、また後でって言ったばっかりなのに…




『幸せそうな顔してるじゃん、パパもママも。』




確かに、2人は幸せそうな顔をしていた。