雪菜は目を開ける。
「痛くない?手術は無事終わった。よく頑張ったな。」
「はい。」
まだ眠たさのある中、雪菜は小さくつぶやく。
「まだ寝てな。」
冬弥がそう言って優しく頭を撫でると雪菜はまた夢の世界に旅立った。
冬弥は絵を描く。ベッドで眠る雪菜を。
もう会えなくなる。その寂しさは星空を見た日以来、日に日に積もっていた。話しかけたいけど、自分の本当の気持ちは伝えられない。元々言葉数が少ないこともあり、なんて話せばよいのかわからなかった。
本当はこの治療の話もあの日する予定だった。雪菜に好きだと言われ、それどころではなくなり、言えなかった。
結局、ギリギリまで話せず、さすがに経過をみることも考えるとこれ以上後回しには出来ないと思い、思い切って話した。
雪菜のすべてがかわいくて、愛おしい。
自分にもこんな感情があるのだと驚いた。
すやすや眠る雪菜の頬を優しく撫でた。
「痛くない?手術は無事終わった。よく頑張ったな。」
「はい。」
まだ眠たさのある中、雪菜は小さくつぶやく。
「まだ寝てな。」
冬弥がそう言って優しく頭を撫でると雪菜はまた夢の世界に旅立った。
冬弥は絵を描く。ベッドで眠る雪菜を。
もう会えなくなる。その寂しさは星空を見た日以来、日に日に積もっていた。話しかけたいけど、自分の本当の気持ちは伝えられない。元々言葉数が少ないこともあり、なんて話せばよいのかわからなかった。
本当はこの治療の話もあの日する予定だった。雪菜に好きだと言われ、それどころではなくなり、言えなかった。
結局、ギリギリまで話せず、さすがに経過をみることも考えるとこれ以上後回しには出来ないと思い、思い切って話した。
雪菜のすべてがかわいくて、愛おしい。
自分にもこんな感情があるのだと驚いた。
すやすや眠る雪菜の頬を優しく撫でた。



