「何解いてるん?」
冬弥がベットの上の机で勉強している教科書の問題に目をやる。
「数学なんですけど、もう学校ではこの辺りまで授業が進んでそうなんです。だから自分で教科書を見て、やってるんですけど、分からないんです…。」
頭を抱えながら、雪菜は話す。
冬弥はじっと教科書を読む。そして前のページに戻って公式を確認する。
雪菜の筆箱からペンを取り出して、紙に数字を書いていく……。
「答えあるか?」
「えっ、はい!」
そう言って、雪菜は答えの書いたページを開いて見せる。
「あー、あってるわ。」
冬弥は平然と言う。
「すごい!!!すごいです、冬弥さん。
冬弥さんって勉強できるんですね。」
雪菜は興奮して話す。
「いや、別に出来ないよ。今見て、適当に解いたら、あってただけ。俺、一様高校出てるけど、通信だから。ここの人間はだいたいそう。だから、勉強なんてしてきてないね。」
「えっ、ちょっと待ってください。初めて見て、解けたんですか?」
「うん。そうだけど。」
冬弥は当たり前というように話す。
雪菜は驚く。雪菜の学校は進学校だ。そのため、それなりに難しい教材を使っている。
ほとんど勉強してこなかった人が、初見で少し教科書読んだだけで、分かるなんてすごすぎる。
「冬弥さんって天才なんですね…。
あの…夜分遅くに大変申し訳ないんですけど、この問題教えてください。」
雪菜は頭を下げる。
「はぁー。こんな夜中にか!」
「すみません。」
「じゃあこの問題分かったら寝ろよ。いいな。」
「わかりました。」
雪菜のニコニコした表情を見て、冬弥は雪菜の頭をくしゃくしゃとした。
冬弥がベットの上の机で勉強している教科書の問題に目をやる。
「数学なんですけど、もう学校ではこの辺りまで授業が進んでそうなんです。だから自分で教科書を見て、やってるんですけど、分からないんです…。」
頭を抱えながら、雪菜は話す。
冬弥はじっと教科書を読む。そして前のページに戻って公式を確認する。
雪菜の筆箱からペンを取り出して、紙に数字を書いていく……。
「答えあるか?」
「えっ、はい!」
そう言って、雪菜は答えの書いたページを開いて見せる。
「あー、あってるわ。」
冬弥は平然と言う。
「すごい!!!すごいです、冬弥さん。
冬弥さんって勉強できるんですね。」
雪菜は興奮して話す。
「いや、別に出来ないよ。今見て、適当に解いたら、あってただけ。俺、一様高校出てるけど、通信だから。ここの人間はだいたいそう。だから、勉強なんてしてきてないね。」
「えっ、ちょっと待ってください。初めて見て、解けたんですか?」
「うん。そうだけど。」
冬弥は当たり前というように話す。
雪菜は驚く。雪菜の学校は進学校だ。そのため、それなりに難しい教材を使っている。
ほとんど勉強してこなかった人が、初見で少し教科書読んだだけで、分かるなんてすごすぎる。
「冬弥さんって天才なんですね…。
あの…夜分遅くに大変申し訳ないんですけど、この問題教えてください。」
雪菜は頭を下げる。
「はぁー。こんな夜中にか!」
「すみません。」
「じゃあこの問題分かったら寝ろよ。いいな。」
「わかりました。」
雪菜のニコニコした表情を見て、冬弥は雪菜の頭をくしゃくしゃとした。



