雅人と真也は橋本組の組長の所に辿り着く。
隣には古谷がいた。

「お前らは終わりだ。」

雅人は低く鋭い声で銃を向けながら言う。


「ハハハハハ。そうか。
終わりなんてありえない。てめぇらがここで死ね。」

組長はパンパンと銃を打つ。2人は素早く避ける。
打ってくるため、なかなか近づけない。


雅人が隙をみて、組長めがけて打つ。

バンッと音が鳴る。
組長を庇って、倒れていく古谷がいた。

「おー。古谷、よくやったな。」

組長は悲しむわけでもなく、守られるのが当然かのように発言をし、倒れている古谷が邪魔になり蹴飛ばす。


「クズにも程がある。」
雅人がつぶやく。

また打ってこようとした所を、真也が突っ込んで、ねじ伏せる。


「やめろ。アホが!」

組長が叫んだ所に


バンッと雅人が1発、心臓に打ち込む。

組長は力なくして、倒れ込んだ。
京極組の勝利となり、橋本組は組長や側近を失い、解体となる。


思ったより早く片付いたが、やはり、京極組にも負傷者が出る。


ここで倒れ込んでいる橋本組の人間は警察に捕まり、何かしら処罰を受けることになるだろう。


京極組は自分の組の負傷者を車に乗せて、屋敷まで運ぶ。

冬弥は止血をしながら、消毒をし、包帯を巻く。
冬弥の処置も早く、幸い、京極組に亡くなる人は出なかった。