年が明けて2人の生活も慣れてきた。

雪菜は冬弥や恵美に教えてもらいながら、なんとかテストを乗り切り、留年を回避出来た。


雪菜はパン屋さんで週4回アルバイトを始めた。土日と平日2回だ。
パン屋のおじさん夫婦が雪菜のことを可愛がってくれていて、残ったものをくれる。
雪菜や冬弥は美味しくて、夜食や翌日の朝ごはんによく食べていた。


冬弥はフードデリバリーの仕事にすっかり慣れて、昼食や夕食のタイミングを上手く利用して、働いていた。


雪菜が基本的に晩御飯を担当する。平日のバイトの日は作り置きなどして、上手く節約していた。

忙しく、決して優雅な生活ではないが、たまに外食したり、ツーリングしたり、息抜きしながら楽しく生活していた。