緊張した面持ちで教室に入る。


私の今の席どこだろう??
おどおどしていると、恵美と目が合う。


「雪菜!!!」


恵美が驚いた表情でやって来る。


「雪菜!今日まで学校来ずにどうしてたの?療養してるって聞いたから、お見舞いとか行きたくて、先生に聞いたけど、教えてもらえないし…。
大丈夫だった??」


恵美が心配そうに見つめる。


「うん!色々あったんだけど、もう大丈夫!」


雪菜のすっきりした表情を見て、恵美が優しく微笑み、


「もうーー!心配したんだからね!!」

と言って、抱きついた。