大好きで、愛したくて仕方ないのに、本当には愛せない。 だって私は……お父さんに、実の父親に愛してもらえなかった。 あんなに、愛を求めてたのに。 愛してもらえなかった私はきっと、愛したい家族を心の底から愛することはできないだろう。 だけど、大事なのは本当だから……。 「大好きだよお兄ちゃん」 この言葉に、偽りなんてないの。 笑っていればいい。 私は、親の愛をもらってもなお、そういう生き方しかできないんだ。