眠そうにあくびをしながら起きてきたのは長男である魁兄ちゃん。 えーっと、12歳上?たぶん。 そしてそのあとをスーーっと通ったのは次男である雷稀兄だ。 雷稀兄は大抵無口で無表情だから、あんま喋んないんだよねー。 「あ、聖杜。桜駒起きしてきてー?」 「おー」 兄ちゃんが気だるけの声で返事して、2階へ上がって行った。 姉ちゃんって起きるの遅せぇんだよなあ。 兄ちゃんが一回に戻ってきて、母さんが焼けたパンをテーブルに並べる。 「聖杜。桜駒は起きた?」 「うん」 「そう」