「何歳頃だったかしら…そうそう幼稚園よ。あんた起きれないし起きても冬で寒いから行きたくないって。そしたら絢くん店の発砲
スチロールの箱持ってきて風避けにするからってあんたを囲っちゃって!」
確かに幼稚園の頃からあーちゃんが私を
起こしにくるようになった。
「僕が魚屋継いで上げるって父さんに言ってずっと早起きしてたのよね」
昔を懐かしむ母に何も言えず黙り込んだ。
(あーちゃん意外におバカだな…)
魚屋なんて継げるわけないじゃない。
自分は旅館の跡取りなんだし。
「幸!!」
店の方から父が怒鳴り声に近い声を上げて部屋入ってきた。
「絢にお前と魚屋を守れなくてすみませんって謝られたぞ!」
「私にそれ言われても」
婚約したのはあーちゃんで私は何もどうしようもない。
ー子供だったか。
柊じいちゃんに言われた事を思い出した。
じいちゃんの言う通り。
私達は力に抗えない子供。
そもそも柊じいと鰯じいは絶対なんだから抗うなんて無理。
「昔からお前と魚屋貰うって俺と張り合ってたんだけどな」
「だからって…」
どうにもならない。
今さら私と魚屋貰うとか言われてもそんなの知らないし。
あーちゃん結納しちゃってるし。
「全部が今さらだし!」
いても立ってもいられずとにかく家を出た。
「あーちゃんのバカ!」
通いなれた道をとにかく走る。
途中で躓きそうになるけどそれでも走る。
胸が苦しくて痛いけどそれでも走る
「はあはあ」
息を切らしながら入る事が出来なかった旅館の大きな入口の門の前に立った。
どうしても今あーちゃんと話したくて仕方ない。
スチロールの箱持ってきて風避けにするからってあんたを囲っちゃって!」
確かに幼稚園の頃からあーちゃんが私を
起こしにくるようになった。
「僕が魚屋継いで上げるって父さんに言ってずっと早起きしてたのよね」
昔を懐かしむ母に何も言えず黙り込んだ。
(あーちゃん意外におバカだな…)
魚屋なんて継げるわけないじゃない。
自分は旅館の跡取りなんだし。
「幸!!」
店の方から父が怒鳴り声に近い声を上げて部屋入ってきた。
「絢にお前と魚屋を守れなくてすみませんって謝られたぞ!」
「私にそれ言われても」
婚約したのはあーちゃんで私は何もどうしようもない。
ー子供だったか。
柊じいちゃんに言われた事を思い出した。
じいちゃんの言う通り。
私達は力に抗えない子供。
そもそも柊じいと鰯じいは絶対なんだから抗うなんて無理。
「昔からお前と魚屋貰うって俺と張り合ってたんだけどな」
「だからって…」
どうにもならない。
今さら私と魚屋貰うとか言われてもそんなの知らないし。
あーちゃん結納しちゃってるし。
「全部が今さらだし!」
いても立ってもいられずとにかく家を出た。
「あーちゃんのバカ!」
通いなれた道をとにかく走る。
途中で躓きそうになるけどそれでも走る。
胸が苦しくて痛いけどそれでも走る
「はあはあ」
息を切らしながら入る事が出来なかった旅館の大きな入口の門の前に立った。
どうしても今あーちゃんと話したくて仕方ない。



