「ごめんな」
何に対して謝ってるのか分からない。
「…」
幼なじみが近くて遠いのは分かってた。
あーちゃんが先にどんどん大人になって遠くなって行ってたのも分かってた。
「話してくれてありがとう」
今一番分かるのは今日で幼なじみに区切りを付けて先に進むと言うあーちゃんの決意。
ずっと私達は手放せなかったんだ“唯一無二の幼なじみ”を。
「さち…聞いてくれてありがとう」
最後はあーちゃんが何処を見て言ったかは
分からない。
だって私は泣きそうになるのを我慢するのに必死だったから。
観覧車を降りて車に乗ったまでは覚えてる。
その後の事なんて覚えてない。
繋がれた手の暖かさなんて覚えていたくもない。
だから私は目を瞑って夢の中に逃げた。
「絢くんならとっくに帰ったわよ。高級玉子貰っちゃった」
あーちゃんは寝てる私を抱えてベッドに
寝かせて父と最後の市場に出掛けて帰って
行ったらしい。
「絢くんらしいわ。いつも幸を甘やかして
小さい頃から全く変わらない」
「甘やかされた記憶ほとんどないけど」
食卓に母の作った朝ごはんを並べていく。
何に対して謝ってるのか分からない。
「…」
幼なじみが近くて遠いのは分かってた。
あーちゃんが先にどんどん大人になって遠くなって行ってたのも分かってた。
「話してくれてありがとう」
今一番分かるのは今日で幼なじみに区切りを付けて先に進むと言うあーちゃんの決意。
ずっと私達は手放せなかったんだ“唯一無二の幼なじみ”を。
「さち…聞いてくれてありがとう」
最後はあーちゃんが何処を見て言ったかは
分からない。
だって私は泣きそうになるのを我慢するのに必死だったから。
観覧車を降りて車に乗ったまでは覚えてる。
その後の事なんて覚えてない。
繋がれた手の暖かさなんて覚えていたくもない。
だから私は目を瞑って夢の中に逃げた。
「絢くんならとっくに帰ったわよ。高級玉子貰っちゃった」
あーちゃんは寝てる私を抱えてベッドに
寝かせて父と最後の市場に出掛けて帰って
行ったらしい。
「絢くんらしいわ。いつも幸を甘やかして
小さい頃から全く変わらない」
「甘やかされた記憶ほとんどないけど」
食卓に母の作った朝ごはんを並べていく。



