近くて遠い幼なじみの恋~私の大好き過ぎる片思い日和~

「着いた」

この状況で私…寝てた?

車の振動についつい我慢出来ずに意識が
飛んだのは覚えてる。

「また、ヨダレ。ふはははっ」

「まじ?」

口元を吹きつつルームミラーで確認すると
またヨダレのあとにミラーの中の私は顔が
真っ赤。

「行くよ、降りて」

着いた場所は最近隣の県に出来たショッピングモール。

小さいながらも遊園地もあり話題の場所で
佳奈達と今度行こうと話してた。

「あーちゃん、ここ来たかったの!」

興奮する私に珍しく満面の笑みを浮かべてる。

「まずは見て回ろうか」

手を目の前で出されて躊躇した。

「見られたらどうするの?」

車の中とは違いさすがに外では誰がどこで
見てるか分からない。

「気にしなくて良い」

ギュッと手を握られて振りほどこうとするけど力をもっと強められる。

「分かった。お言葉に甘える」

背徳感や罪悪感はある。
でも私があーちゃんを好きなのは変わらない。
先がどうなっても今日は沢山楽しい思い出を作って忘れられない日にしよう。