次の日。


私が描いたファンアートが、いつもより拡散されていた。


「ルイくんに届けたい!」というコメントもたくさんついていた。


その中に、見覚えのあるアカウントがリツイートしていた。


 ──@r_____


蓮くんの名前に似た、匿名アカウント。


タイミング。アイコン。フォローリスト。


──間違いない。


これは、本人だ。


背中に冷たいものが流れる。


見られていた。全部。


好きって呟いたことも、嫉妬していたことも、全部──


恥ずかしくて、消えてしまいたい。