極上の一杯を、いつか君に。

体育祭から数週間後、期末試験の答案が返ってきた。
答案と同時に、松倉先生がパンフレットを差し出してきた。

「同じものを、橘にも渡してある。

この専門学校なら、特待生入試制度がある。
うまくいけば、半額免除してもらえるぞ。

自己PRには、カフェのアルバイトでの経験がそのまま書けそうだしな。

成績も上から数えたほうが早いくらいだし、楠なら心配ないだろう」

貴志が開きたいというカフェ。

彼が開くカフェのスイーツメニューで、来店してくれたお客様を笑顔にする。

自分自身のやりたいことをやっと見つけた。