体育祭当日は、あっという間にやってきた。
代表選手としてリレーに出て、と深明の彼氏の斎藤くんからバトンを受け取った貴志。
勢いそのままに、どんどん2位以下と距離を離していった。
足が縺れて転びそうになったところに、自然と声が出ていた。
「貴志! 頑張れー!」
転びそうになるのを耐えた貴志は、そのままスピードを上げてゴールテープを切った。
競技が終わった人用の休憩スペース。
そこで、彼に水を渡した。
「貴志、お疲れさま。
その……カッコよかったよ」
「ありがとう。
真結の方こそ。
真結が応援してくれたから、1位になれたんだよ。
真結は人を温かい気持ちにさせるよな。
そんな、温かいカフェを開きたいんだよ、俺。
その時が来たら、真結には俺の隣で、一緒に働いてほしい。
俺、真結の笑顔が一番好きなんだ」
ふわりと、身体が彼の胸におさまった。
彼の体温と、競技終わりの汗の香りで、どうにかなりそうだ。
何より、心臓の音、うるさくないかな……
麗菜の豪邸にて交わした会話が脳内で再生された。
【その人の顔や声が頭に浮かぶなら、それはもう、十中八九、その人に恋してるんだよ、真結】
「えっと……
頼りないかもしれないけど、私、貴志の側にいたい」
そっと、彼の背中に腕を回した。
代表選手としてリレーに出て、と深明の彼氏の斎藤くんからバトンを受け取った貴志。
勢いそのままに、どんどん2位以下と距離を離していった。
足が縺れて転びそうになったところに、自然と声が出ていた。
「貴志! 頑張れー!」
転びそうになるのを耐えた貴志は、そのままスピードを上げてゴールテープを切った。
競技が終わった人用の休憩スペース。
そこで、彼に水を渡した。
「貴志、お疲れさま。
その……カッコよかったよ」
「ありがとう。
真結の方こそ。
真結が応援してくれたから、1位になれたんだよ。
真結は人を温かい気持ちにさせるよな。
そんな、温かいカフェを開きたいんだよ、俺。
その時が来たら、真結には俺の隣で、一緒に働いてほしい。
俺、真結の笑顔が一番好きなんだ」
ふわりと、身体が彼の胸におさまった。
彼の体温と、競技終わりの汗の香りで、どうにかなりそうだ。
何より、心臓の音、うるさくないかな……
麗菜の豪邸にて交わした会話が脳内で再生された。
【その人の顔や声が頭に浮かぶなら、それはもう、十中八九、その人に恋してるんだよ、真結】
「えっと……
頼りないかもしれないけど、私、貴志の側にいたい」
そっと、彼の背中に腕を回した。



