極上の一杯を、いつか君に。

父に手を貸しながら、学園近くの公園のベンチに2人で腰掛けた。

「ねぇ。
私にお金渡して、あれで満足?」

「俺は、近々再婚する。

真結の知らない、新しい人と家族になる。

その前に、真結にひと目会って、お詫びしたかった。

放っておいてなんだが、どこかで孤独に苛まれてこの世にいないかもしれない。

そんな不安もあったけど、真結が元気そうで良かったよ。

真結の明るい未来のために、好きに使ってくれていい。

放っておいた上に、養育費も、こういう形でしか渡せない。

本当に申し訳ないと思ってる」

封筒は、さらに100万円入っていた。