「今度のお見合いは西野くんにお願いしようかしら」
「お見合い?」
「莉桜ってお見合いオタクなの。20回も断られてるんだけどね」
奈緒子さんにしーッと指を唇に立てるけど止まらない。
「西野くん彼女とか居ないの?」
「課長…」
「居ないですね」
このままだとお見合いになりかねない。
どうする?
どうしよう。
「申し訳ございませんが…」人生で初めてお見合い話が進む前に私からお断りをした。
「公開処刑された気分」
「本当にすみません」
せっかく迎えに来てくれた奈緒子さんは
「西野くん頼んだ」と言い残して帰って行き
西野さんが送ってくれることになった。
「俺で良ければお見合いする?」
「冗談ですよね。仕事関係の人とは」
私にもルールがある。
今までのお相手は仕事上の関係者では無い。
上司の息子さんでも波風立てないようにやんわりお断りしてる。
「俺は気にしないけどね」
「私が気にします。お見合いしなくても西野さんモテますよね?それをわざわざ私じゃなくても」
浅倉先輩と瓜二つの顏はやっぱり驚くほどイケメン。
サラサラの黒髪を無造作にセットして少し長めの前髪から見えるキリっとした眉。
奥二重の瞳も切れ長で鼻筋、口元全部が完璧。
「お見合い?」
「莉桜ってお見合いオタクなの。20回も断られてるんだけどね」
奈緒子さんにしーッと指を唇に立てるけど止まらない。
「西野くん彼女とか居ないの?」
「課長…」
「居ないですね」
このままだとお見合いになりかねない。
どうする?
どうしよう。
「申し訳ございませんが…」人生で初めてお見合い話が進む前に私からお断りをした。
「公開処刑された気分」
「本当にすみません」
せっかく迎えに来てくれた奈緒子さんは
「西野くん頼んだ」と言い残して帰って行き
西野さんが送ってくれることになった。
「俺で良ければお見合いする?」
「冗談ですよね。仕事関係の人とは」
私にもルールがある。
今までのお相手は仕事上の関係者では無い。
上司の息子さんでも波風立てないようにやんわりお断りしてる。
「俺は気にしないけどね」
「私が気にします。お見合いしなくても西野さんモテますよね?それをわざわざ私じゃなくても」
浅倉先輩と瓜二つの顏はやっぱり驚くほどイケメン。
サラサラの黒髪を無造作にセットして少し長めの前髪から見えるキリっとした眉。
奥二重の瞳も切れ長で鼻筋、口元全部が完璧。



