目覚めたらレベル100になっていたエルフが街を救う

「やっとここまで来たわ」
 桂ケイラは「ミドリクエスト」の最強プレーヤーだった。ランクも上位に位置している。
「ここまで来るのにどれだけ掛かったか。ゴホゴホ。風邪かな?」

 ケイラは近くの病院に行った。
「咳が出て」
「しばらくお待ちください」
 ケイラが呼ばれ、診察が始まる。
「うーん。これは肺炎ですね。入院が必要です」
「肺炎? 入院?」
「なり始めなので、今から処置すれば大丈夫です」
「でも、入院するお金が」
「困りましたな。では、お薬を出すので飲んでください」
「ありがとうございます」

 しかし、そんなに甘くはなかった。
「ゴホゴホ。なんか、苦しいな」
 熱を計ろうとしたが、力が出ない。
「うっ。めまいが。視界もボンヤリして……」
 ケイラはそのまま動かなくなり、しばらくして死んでいるのが見つかった。