スナオナキモチ。〜pure heart〜

「ね、優喜は!?」


とっさに私の口から出た言葉。

無心のうちに、口走っていた。

「えっ?優喜??知らないよー」

「亜依、一緒に来たんじゃないの?」

春乃の言葉に

胸が締め付けられた。


「おっす!どうしたー!?」

「なんかあったか?」


そう言って近寄って来た、男2人組。

明和と陽。

明和は見た目は派手だけど

本当は凄く優しい。

陽は明和に比べたら大人しいけど

2人とも明るくて

面白い。

……それに

女の子に人気がある。


普段私達が行動する時は

奈々と春乃、この2人組と

そして私と優喜。

この6人メンバーで行動している。


「あのさー、優喜知らない?」

春乃が明和に尋ねた。

「優喜?まだ来てねーよ。なぁ?」

「おぅ。見てねぇけど」


……2人も

何も知らない様子。

……いつもなら

絶対2人に知らせるはずなのに……。


私は答える事が

……出来なかった。

言葉が出ない。

もしかして、私のせい……?


優喜……会いたい。

今すぐ会いたい。

やっぱり

私は優喜が好きだよ……。

涙で、視界が滲む。