華が散るまで

「お嬢何か?」

「いや何も」

つい見過ぎでしまった。たぶん25ぐらい…うん。

そんなことを考えてると本邸へ着いた。

萩原が車のドアを開けてくれる


「ありがとう」

「いってらっしゃいませ。」


本邸の門をくぐり玄関を開けるとずらっと組員が並んでいた。

「おはようございます!若!」

「おはようみんな」



そう。私黒崎玲華は次期黒崎組当主、現若頭なのだ。


?「おはよう若。今日は遅刻してなくて偉いね」


甘ったるい笑顔で挨拶してきたこの男は私の補佐であり右腕の泰斗(ヒロト)だ。
普段は冷酷卑劣で有名で私と組長以外には冷たいみたい。見たことないけど