華が散るまで

声がしたのは暴走族の溜まり場の倉庫みたいなところだった


この中ね

「泰斗、このシャッター開けて」

-バンッ


泰斗がシャッターを蹴って開けてくれた


中に入ると1人を中心にみんなで囲んで鉄パイプを持って何かを殴っていた

すると誰かが気づいた


?「あぁ?お前ら何もんだよ、俺たち氷鬼の奴じゃねぇな」


氷鬼?なにそれ
族なんだろうけど初耳すぎ

泰斗「なにしてんの」

泰斗が氷鬼とかいう奴に聞くと

?「今可愛がってやってんだよ、さてはお前らもしかして黒狼?」


泰斗「だったらなにー?」


?「丁度よかった!黒狼には世話になったみたいだから、ほら、お土産♡」



そういって引っ張り出してきたのは男の子がボッコボコにされた状態でどこからかも分からないほどの出血をしていた



あーあ可哀想に


…痛そ