日本—ヤマト—の女帝

        *

「この件はこのような結末でよかったのですか?」


あの日から時間が少し流れ、事の全てが落ち着こうとしていたある日、大壁はそう言った。


「……ええ。私は極力血を流したくなかったから。でも、二度目はないけどね」


「お優しいのですね、日高様は」


「褒めても何も出やしないわよ? ……色々迷惑をかけてしまってごめんね。高千も不安だろうからこれから当分休むといいわ」

義弟は少し目を見開いて、そしてわずかに笑顔になった。


「ありがとうございます。日高様のお言葉に甘えて高千のそばにいてやることにいたします」