「父上……っ!父上っ!」 あれだけ俺に叱っておいてコイツは人目も憚らず、耳をつんざくような高い声で父を呼んでいる。 ムカつく。ムカつく。女のくせに結婚もせず政の世界で遊んでいるのだ。できもしないくせに俺たちの中で戦おうとするその姿勢が気に食わない。 「父上?!今なんとおっしゃいましたか……!?」 「今後は、日高を、天皇と……する」