日本—ヤマト—の女帝




朝は早い。

肺を凍てつくような空気で外は澄んでいる。闇の間に降ったのだろう雪が世界一面を覆い尽くすように積もっている。

「寒いな」

こうした独り言もただ静かな朝に吸い取られていった。