その日の昼、屋敷に道真を招いた。 「お久しぶりでございます、日高様」 「久しぶりね。少し聞いてほしいことがあるの」 「なんでしょうか……」 「唐には女性でも政治に参加する方がいたのかしら。おかしなことだと思う?」 「唐にも女性でありながら政治に参加されている方もおりました」 微笑みながら私を見るこの人は全て話さずとも何を言いたいかわかったのだろう。 「どうもありがとうな。また色んなことを教えてね」 「日高様は素晴らしいお方です。その真っ直ぐな心で皆を包んでください」