日本—ヤマト—の女帝




父はそんな私の心の内を知るよしもない。


「さて、本題だ。日高、お前は誰かと添い遂げる、そんな生き方は嫌だろう?」

一瞬、固まった。何故わかるのだ……。その固まりもきっと気づかれなかったはず。頭の回転と表情を崩さないのは我ながら上手いと思う。

「何故、そう思われたのですか?」

「見ればわかる。何年も会っておらんが私は其方の父だぞ」

父は目尻に皺を作りながら笑った。