「まず学校って行くのがちょっとめんどう」
「そういうときは、いたずらまほうにおまかせ! りり、ぷぷーい!」
 リップがじゅもんをとなえると、学校に続く道がすべりだいになったではありませんか!
 ながーいすべりだいが学校まで続いています!
「そしてこれ」
 リップはワゴンからふたつのドーナツを取ってくると、すべりだいの上にのせました。
 ぱふんっ! ドーナツはおおきくなって、うきわになったのです!
「学校にれっつごー!」
 ぐみがいちごのドーナツに乗って、リップはチョコレートドーナツに乗りました。
 ふたりがドーナツに乗ると、ぐんぐんスピードをあげてすべっていきます。
「うわ~~~!」
「楽しいでしょ。しかもおいしいのよ」
 リップはドーナツを少しつまんで食べました。
「わぁ、ほんとだ。おいしい」
「たのしくてかわいくてのおいしいでしょ」
 リップはいつのまにかドーナツをはんぶん食べてしまいました。
 それでもとっても上手にすべっています。
 きゃー!とあちこちから、楽しそうな声が聞こえます。
「みんな楽しそうだね」
「もちろん! みんなが楽しくなくちゃね!」
 ☆めいろ。すべりだいがたのしくて、おとしものがたくさんあったみたい。おともだちがおとしたものをぜんぶひろってから、学校にいこう。

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「あっというまに学校についちゃった!」
 学校にとうちゃくしました。
「学校かわいいだいさくせんスタート! なにから変えよう?」
「学校って色がかわいくないと思わない? かわいくしたい!」
 ぐみがていあんすると、リップはかんがえます。
「それならあのアイテムがいいわね! ワーちゃんでてきて!」
 ばふんっ!といたずらワゴンがあらわれました。
 リップはワゴンからふでをとりだしました。絵のぐをぬるときにつかうふでです。
「これはにじ色ブラシだよ。おもいうかべた色がでてくるのよ」
 ぴょん・びよーんスニーカーをはいたふたりはびよーんと大きくジャンプして、こうしゃのかべににじ色ブラシをぬりました。
「ぐみはなに色が好き?」
「私はピンク。リップは?」
「私はむらさき。それからリボンがだいすきなの」
 リップはそういって、むらさきのリボンの絵をかきました。
 ぐみはだいすきな動物の絵をかきました。
 グレーだったこうしゃは、ピンクと紫、それからかわいいイラストでいっぱいになりました。
 ☆ぬりえ あなただったらどんな学校にする? あなたのかわいいをおしえてね!