「ひっ……!」
思わず叫び声をあげそうになったが、慌てて口元を押さえた。
あまりの驚きに塩原はその場で尻餅をついたぐらいだ。塩原は驚き過ぎて声も出せなかったようだ。
な……何でこんなところに白骨遺体が…!
塩原は恐る恐ると言う感じで土をかき分け、その白いものが人の手から腕であることが分かった。骨は細く長い。まるで陶器のようにそれはきれいだった。
「け……警察に…」
私は何とか言葉を絞り出した。
その白骨化した手に一枚の写真が握られていた。
きっと何年も前から土に埋まっていたのであろう。その白骨化した手が握っていたのは色あせた一枚の写真だった。
塩原がおぞましいものを掴む手つきでそのよじれた写真を引き抜く
「ちょっと……いいの?勝手にそんなことして…」私は腰を折り不安そうに塩原を見下ろした。
この後、警察の捜査とか入るだろうし。証拠品とかになるんじゃないの?
「……写真ぐらい…いいだろ?見るだけだし」
それは葵さんの写真と同様モノクロで、そしてまたも私たちは大きく目を開いた。
その写真は
塩原そのもの



