「 …ん、いれ、て……、いれて…っ 」


「 そんなに欲しいの?気持ちよくなりたい?」



天海さんの目がキランと妖しく光ったけれど、貫くような快感だけを求めていた俺はそんなことに気づくはずもなく、またはしたなく腰を振った。「 ん……、」とちいさく返事をすれば、彼はまた元通りにニッコリ笑い_____瞬間、身体に求めていた快楽が襲ってくる。

ずぐ、と一気に奥の奥まで押し入られ、声さえも出ない。
自分で求めていたとはいえ、予想以上に与えられる快楽に、視界が点滅してぼやける。それでも彼は、またゆっくり肉をかきわけて奥に入り込む。そしてそのスピードは、どんどん速くなっていき……、





「 …ぁ、ま…っむり゛、また、い゛く、…っ~~~! 」





一人で自慰していたときでも、こんなに声が出ることはなかったな。
俺は自分の発情期の猿のような喘ぎ声を、どこか他人事のように聞いていた。
自身が言いたくて言っているわけではないというのに、狂暴なそれに弱いところを突かれると、「 すき、すき、」と本当に好きでもない男に愛を吐いた。同時に、中に欲も吐き出されて、反射で体を揺らす。

一通り欲求が満たされ、ぐったりベッドに身を沈めている俺を、彼は無理やり起こさせた。
「 まだ…やるんですか。」そう聞けば、また何も言わず微笑まれる。また、はいってくる。

そう思った瞬間に、本当に彼のがはいってきて一気に押し込まれ、俺は意識を手放した。