心理カウンセラーと傾国美男(イケメン)と社内公募婚~導きたいのに私が甘く導かれてます~

実は霧島さんと凛さんは結婚10年目のご夫婦。
2人が40歳を超えてることを知って驚いた。

霧島さんから私を離そうと頑張ってた陽翔はこの2人の関係を知ってたんだと思う。

「ハルのせいじゃないよ!普通、言葉だけでも欲しいじゃない?」

結婚記念日を忘れてしまった霧島さんに激怒した凛さんはるる姉宅に家出中。

「そうよ!本当に男って分かってないわよね」

今後義母になる陽翔のお母様は私を心配してお店に来てくれてた。
でも赤ワインを飲みすでにほろ酔い。

「姉さん、少し黙って!義兄さん、姉さん連れて帰ってよ~」

陽翔のお父さんであり社長はだんまりを決め込み静かにウイスキーの氷を指で遊んでる。

「まさか百合(ゆり)ちゃんがるるちゃんのお姉さんだったとはね」

叔父も店を閉めてるる姉のお店に集合。

「こんなガサツな姉…すーさん!私の方が良い女よ~。だから私と養子縁組を」

るる姉のお姉さんが陽翔のお母さん。
だから陽翔の叔父…いや叔母がるる姉と言うのも最近知ったこと。

「何が、るるよー!あんたは健太郎(けんたろう)!知湖ちゃーん、おにぎり食べたい」

「本名言わなくて良いでしょう‼帰りなさいよ~‼」

私の塩むすびを最初に陽翔に勧めたのはお義母さんらしい。

酔うと握りまくる私のおにぎりが色んな縁を結び(おにぎりだから?)陽翔と私も結んだ。