「言う通りにして上げて下さい。部屋を移動はやりかねないですよ」
そう言われると好きにさせるしかないじゃない?
でも普通にやりすぎ。
「四条家に関わる方なら当たり前のことです。専務が一番分かってるんじゃないでしょうか」
防犯は確かにあって困るわけじゃない。
「婚約されたんですからここは大人しく…お願いします」
四条家に嫁ぐと言う意味も何も分かってなかった。
大企業に嫁ぐと言うことは義父母が心配するようなことが起こりかねないと言うこと。
今後は何があるか分からない。
「隠してあるだけマシか…」
音声は入らないからプライバシーの侵害は大丈夫。
何も無ければそれで良い。
「今から相談者来るんですからもう十分でしょ?」
「霧島、先に出て」
重い腰をやっと上げてくれた彼は霧島さんに指示して「千湖、まだ途中」と甘く耳元で囁く。
「自分で結べるでしょ?」
「出来ない!無理!」
こう言い出したら彼はテコでも動かない。
これからヨーロッパ各国への視察とイギリスの親族にご挨拶に行く彼の機嫌は数日前から悪い。
「千湖置いて行くとか…」
私は私の仕事がある。
「行かない!」と言った後の陽翔の落ち込んだ顏は本人には秘密だけどめちゃくちゃ可愛かった。
「分かったから…少ししゃがんで下さい」
彼は背が高いからしゃがんでくれると私の低身長でも結びやすい。
「もう、ワガママばっかり」
「これはワガママじゃない」
はいはい…そうですね。
これは甘えてるってこと。
大企業のトップで世界的でも有名な人。
この瞬間だけが素の四条 陽翔。
「陽翔、くすぐった…」
少しかがんだ彼が「まだ?」と囁くから息が前髪にあたってくすぐったい。
ーチュッ
上を向いた瞬間、彼の顏が近づき唇が触れ合った。
「陽翔!」
「千湖、眼鏡が邪魔だな」
私の掛けてる眼鏡にブツブツ言って悪びれることなく笑みを浮かべる陽翔はかなりご機嫌になった。
それに!
私のグロスが彼の唇にうつってエロい‼
「霧島さん待ってるよ。早く行って」
柔らかい感触が残る唇まで熱を持つ。
それ以上のことを済ませてるのにまだ何か恥ずかしい。
「あの…グロ、」
そう言われると好きにさせるしかないじゃない?
でも普通にやりすぎ。
「四条家に関わる方なら当たり前のことです。専務が一番分かってるんじゃないでしょうか」
防犯は確かにあって困るわけじゃない。
「婚約されたんですからここは大人しく…お願いします」
四条家に嫁ぐと言う意味も何も分かってなかった。
大企業に嫁ぐと言うことは義父母が心配するようなことが起こりかねないと言うこと。
今後は何があるか分からない。
「隠してあるだけマシか…」
音声は入らないからプライバシーの侵害は大丈夫。
何も無ければそれで良い。
「今から相談者来るんですからもう十分でしょ?」
「霧島、先に出て」
重い腰をやっと上げてくれた彼は霧島さんに指示して「千湖、まだ途中」と甘く耳元で囁く。
「自分で結べるでしょ?」
「出来ない!無理!」
こう言い出したら彼はテコでも動かない。
これからヨーロッパ各国への視察とイギリスの親族にご挨拶に行く彼の機嫌は数日前から悪い。
「千湖置いて行くとか…」
私は私の仕事がある。
「行かない!」と言った後の陽翔の落ち込んだ顏は本人には秘密だけどめちゃくちゃ可愛かった。
「分かったから…少ししゃがんで下さい」
彼は背が高いからしゃがんでくれると私の低身長でも結びやすい。
「もう、ワガママばっかり」
「これはワガママじゃない」
はいはい…そうですね。
これは甘えてるってこと。
大企業のトップで世界的でも有名な人。
この瞬間だけが素の四条 陽翔。
「陽翔、くすぐった…」
少しかがんだ彼が「まだ?」と囁くから息が前髪にあたってくすぐったい。
ーチュッ
上を向いた瞬間、彼の顏が近づき唇が触れ合った。
「陽翔!」
「千湖、眼鏡が邪魔だな」
私の掛けてる眼鏡にブツブツ言って悪びれることなく笑みを浮かべる陽翔はかなりご機嫌になった。
それに!
私のグロスが彼の唇にうつってエロい‼
「霧島さん待ってるよ。早く行って」
柔らかい感触が残る唇まで熱を持つ。
それ以上のことを済ませてるのにまだ何か恥ずかしい。
「あの…グロ、」



