心理カウンセラーと傾国美男(イケメン)と社内公募婚~導きたいのに私が甘く導かれてます~

「もう!陽翔もっと笑いなさいよ。ホント誰に似たんだか」

プンプンと怒る奥様に「じいさんだろ」と一言呟いて席を立った。

壁に掛けられた四条一族の写真中央に座るおじい様は純日本人で笑顔なし!
厳格さが滲み出てる。
その隣で微笑むおばあ様は外国の方で優しそう。

「そう言えばネットニュースのあれはなんだ?」

社長よくぞ言ってくれました‼
それをその言葉を私は待ってましたよ…。
推しも諦め小説も我慢して付いて来た意味!

「良いんです…社長…」

ここで涙は出ないがアルコールのおかげで瞳を潤ませる事には成功。

「そうよ!あなたって子はきちんと説明しなさい」

「そんな彼を責めないで下さい…」

これで舞台は整った。
このままバーッと内定取り消しを‼

「破棄、」
「仕事のクライアントだろ。よろけたのを支えただけ」

先手打たれた。

「でも…ホテルですよ?」

それでも私はめげない。
せっかくご両親が援護射撃をしてくれてる
こんな機会は簡単には訪れないと思う。

「だから?」

ひっひひ、開き直った‼

「普通ホテルとか怪しいですよね?」

負けない!
奥様に顏を向けて援護射撃として投入‼

「そうよね」

うんうん!
彼が言う事が正当だと言う証拠も無いし。

「千湖さんがお嫁さんだって公表すれば良」
「ダっ、ダメです‼絶対に」

そんなの絶対ダメだ。
私の安寧の日々が終わるのが目に見える!
だいたそこに話が行く?!
私の名演技が全く響いてない?
さっきのホテルの話はスルーされて自分の首をキュッといやギュッと絞めた気分。