放課後の柊真くんは甘々で意地悪

「あっ……ぶな。焦った」


柊真くんが、私のことを両手で支えてくれたんだ。



「えっ、と……ごめんなさい。ありがとうございます」



「はぁ……ひまりが無事で良かった」



そう言って、柊真くんは私から手を離した。


私のせいで、迷惑かけちゃったな。




「迷惑かけたな……とか思ってんでしょ?」

「えっ!? なっ、なんでわかるんですか?」


「ひまりのこと、なんとなくわかるから。別に気にしなくていいよ」


「で、でも」



私が口を、もごもごさせていると、

「ん〜、じゃあさ」



そう言ってから、ふっと柊真くんの顔が、気づけば間近にあって。


私の頬に、優しくて、甘いキスを落とした。


それから、私の耳元で、

「これがお礼ってことで」


と、囁いてきた。




「っ!?!?」



柊真くんは優しい王子様だけど、時に甘く、危ないのかもしれない。