1組の教室に辿り着いて、空いている窓から教室を除く。
背が高くて姿勢のいい男子……背が高くて姿勢のいい男子……
「あれ寧々?」
「えっ、あぁ聡美」
窓の傍の席に座っている、友達の新田聡美に話しかけられた。
「こっち来てどうしたの?真愛姫はあんたのクラス行ったよ」
冷たい口調でそう言う聡美。
この女は相変わらずスカしている。
「用あるのは保住ちゃんじゃないの。
灰田桃李くんっていない?ちょっと用があるんだけど」
「灰田…呼んでくるからまってて」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…