時計の針が13:00を指す昼休み真っ只中。
私は鉛筆をスケッチブックに走らせる。
線が服になり、服が頭の中でのイメージが重なっていく。
「寧々ちゃん、何書いてるの?」
購買で買ってきたであろうサンドイッチを持って話しかけてきたのは、隣のクラスの友達の保住ちゃんだ。
「デザイン画だよ。棗祭で、手芸部は自分の作った服でファッションショーするから」
「へぇー、去年すごかったもんね!楽しみ〜」
「ふふっ。で、ちょっとお願いがあってさ。
保住ちゃん、ショーのモデルやってくれない?」
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