「桃李の友達だからだよ。変な金髪女に付き纏われてるって言ってたから、気になって」 「は、はぁ…」 へ、変な金髪女って……… 「あ、言い忘れてたけど、オレは紅沢弥之助。よろしく」 「よろしく。わたしは柊寧々です」 また差し出された彼の手を握り、わたしは握手した。 「桃李のこと、なんかのモデル?にスカウトしてるんだよね。どうして桃李がいいと思ったの?」