「なにそれ、最低じゃん」


思わず眉をひそめる。

保住ちゃんはすごくいい子なのに…。


「しょうがないよ。女って性別が嫌いなんだもん」


いやでも、女が嫌いなのはしょうがないかもしれないけどさぁ………。


「……バスト、去年と変わってない」

「……まじで?」


保住ちゃんは「そうかそうか」と言ったあと、机に小さくうなだれた。