「たしかに⋯⋯」
「まあ、僕は自分が独身だったとしても絶対にしないけど。犯罪者になりたくないし、それ以前にロリコンじゃないし」
「私、理解を示しているつもりで、本当はLGBTQの人のことを色眼鏡で見ているということかしら⋯⋯」
愛する息子もゲイなのかもしれないというのに、やはり私は人間として出来ていない。
そんな私を慰めるように、
「無知は罪とはよく言ったものだけど、それは僕も同じだよ。翼の件がなければ、わざわざ知ろうとしなかったことかもしれない。でも、きみも僕も、理解したいと思ってる。最初は戸惑うのも無理はないよ。正しく知れば、色眼鏡で見ることなんてなくなるさ」
頭をポンポンされた。
「ええ⋯⋯」
「それに、翼に貸すタブレットにはフィルタリングをかけてあって、知らない人間とは繋がれなくなってる。だから、心配しなくていいよ」
「なんだぁ、よかった⋯⋯」
「まあ、僕は自分が独身だったとしても絶対にしないけど。犯罪者になりたくないし、それ以前にロリコンじゃないし」
「私、理解を示しているつもりで、本当はLGBTQの人のことを色眼鏡で見ているということかしら⋯⋯」
愛する息子もゲイなのかもしれないというのに、やはり私は人間として出来ていない。
そんな私を慰めるように、
「無知は罪とはよく言ったものだけど、それは僕も同じだよ。翼の件がなければ、わざわざ知ろうとしなかったことかもしれない。でも、きみも僕も、理解したいと思ってる。最初は戸惑うのも無理はないよ。正しく知れば、色眼鏡で見ることなんてなくなるさ」
頭をポンポンされた。
「ええ⋯⋯」
「それに、翼に貸すタブレットにはフィルタリングをかけてあって、知らない人間とは繋がれなくなってる。だから、心配しなくていいよ」
「なんだぁ、よかった⋯⋯」



