「あ…あの、高坂君、」

高坂君の肩に額が当たり
抱き締められていて完全に身体が密着している為
お互いの熱が伝わる。


「俺も優花の事好きだよ」


すると高坂君は私を抱き締めたまま


「恥ずかしがりながらも、ちゃんと俺の事を好きって言ってくれたり、話を真剣に聞いてくれる所も、可愛い笑顔で癒してくれるトコも全部好き」


そう言ってますます抱き締める力を込められた。


「あの…もうすぐ留依さんが帰ってくるんじゃ、」

私が高坂君の胸を押して離れようとすれば
「…優花、俺の事も名前で呼んでよ」
とどこか色気のある声で耳元で言われ、またドキッとしてしまう。


高坂君、今日は凄く甘いスイッチが入ってるような…。