「カッコよくて優しい高坂君も好きですけど…
焦ったり恥ずかしそうにしてる高坂君も可愛くて愛おしくなるといいますか…」


私はそう口にした後、ハッとした。

…私、今、何か凄く上から目線な事を言った?
いや、それより...無意識に"好き"と言ったような…。

何だかもの凄く恥ずかしくなり
咄嗟に顔をパッとうつ向かせれば


「…優花、」


高坂君の手が急に肩に触れ、ドキッとしていると、
そのまま引き寄せられ、ソファに座っている状態で抱き締められる形になった。