「レンー!今日また朝からWっちに怒られてたじゃん!よくやるよねー。らしいけど!ばいばーい」
「俺は今日も俺を貫いてんのーっ!はいはい、ばいばーい」
チャラい俺像を半分ギャグで演じながら、女子集団に手を振って階段を降りていく。確かにいつも彼女って存在は途切れずに居る。前の彼女と別れたら次の誰かに付き合おうよーって言われるから「いーよー」で交際成立。
実際は軽く手を繋いだりチューするぐらいの関係で、お互いの家に行くとかそんなのは全然してない。
…初めて付き合った彼女のとき、俺は自分の悪い癖を深く思い知ったから。
『ーーーねえレン!着信60件って怖いよ!?今日も昨日も、その前も!私のこと疑ってるの!?ノイローゼになりそう!』
『ご、ごめん…、なんか、離れてると不安になっちゃってさ?』
『なんでそんなに私に干渉してくるの?』
『え、だって…、今日、君が他の男子と喋ってたの見たし』
その初彼女が好きで大切にしたかった。でもクラスも別だし、彼女が他の男と会話してるのを廊下から見るだけで気が狂いそうになって、毎日電話ばっかり。…なんで出てくれないんだよ?俺が彼氏じゃん、って気づいたらストーカーみたいになってて。怖い、重いって言われてその初彼女にフラれた。絶望した。
「レンはモテるし私じゃなくても大丈夫だよ」って。
全っ然、…大丈夫じゃなかったんだけど?
本音に気づかないふりをした中学一年の夏。
だから夏は嫌いなんだ。
今、あの子はどうしてるかな?どの高校に進学したのかも知らないし家も知らない。
写真も1枚もないしその子の顔もぼんやりと覚えているほどの至極プラトニックな初恋だったけど、胸の痛みだけは今もこんなにはっきりと遺っているんだ。
「俺は今日も俺を貫いてんのーっ!はいはい、ばいばーい」
チャラい俺像を半分ギャグで演じながら、女子集団に手を振って階段を降りていく。確かにいつも彼女って存在は途切れずに居る。前の彼女と別れたら次の誰かに付き合おうよーって言われるから「いーよー」で交際成立。
実際は軽く手を繋いだりチューするぐらいの関係で、お互いの家に行くとかそんなのは全然してない。
…初めて付き合った彼女のとき、俺は自分の悪い癖を深く思い知ったから。
『ーーーねえレン!着信60件って怖いよ!?今日も昨日も、その前も!私のこと疑ってるの!?ノイローゼになりそう!』
『ご、ごめん…、なんか、離れてると不安になっちゃってさ?』
『なんでそんなに私に干渉してくるの?』
『え、だって…、今日、君が他の男子と喋ってたの見たし』
その初彼女が好きで大切にしたかった。でもクラスも別だし、彼女が他の男と会話してるのを廊下から見るだけで気が狂いそうになって、毎日電話ばっかり。…なんで出てくれないんだよ?俺が彼氏じゃん、って気づいたらストーカーみたいになってて。怖い、重いって言われてその初彼女にフラれた。絶望した。
「レンはモテるし私じゃなくても大丈夫だよ」って。
全っ然、…大丈夫じゃなかったんだけど?
本音に気づかないふりをした中学一年の夏。
だから夏は嫌いなんだ。
今、あの子はどうしてるかな?どの高校に進学したのかも知らないし家も知らない。
写真も1枚もないしその子の顔もぼんやりと覚えているほどの至極プラトニックな初恋だったけど、胸の痛みだけは今もこんなにはっきりと遺っているんだ。

