俺をアンインストールしないで〜I was named A.I〜

偶然に同じ苗字の幼なじみの高橋美留人(タカハシミルト)とは仲も良く、幼稚園時代から一緒に過ごしてきた。読者モデルも最初は俺がスカウトを受けたけど今ではお友達もイケメンねぇ〜っつって二人で呼ばれるし、学校の頭固い先生にはいつも揃って怒られて、軽音部でバンドもして、今も一緒に居る。俺は金髪、美留人は銀髪。タイプも性格も違うけどコイツは俺の相方でゆるい奴だ。しかも、誕生日の7/19 も血液型O型も二人とも同じで一致するなんてある意味運命じゃないか!?と思ってる。

デスメタル声の美留人の声を聴きにこの前ライブに音楽ギョーカイの人も観に来てた。俺も名刺を渡されたけど、芸能界って超怖いじゃん?俺はそういうのはいいかなって思う。読者モデルとして雑誌には出たいし歌も歌いたいけど、別にフツーに社会人しながらでいい。早く大人になって自立したい。好きなことを好きなだけできるカッケー大人になりたい。それが俺の夢だ。

「なぁーミルト、早く大人になりてーよな!?そういや来週の土曜、新宿で読モの集合撮影だってよ!お前も呼ばれてるだろ?」

「あー、俺は家でゲームしてたいけどな…お前は行くんだろ?」

「あったりまえじゃん!社会人になる前に一つでも載っておいたほうがいいんだよ!俺アパレル方面の仕事就きたいしさ?読モしとけばアピールになんじゃん」

「ふーん、ちゃんと考えてんだな。俺はバンドできたら仕事はなんでもいいわ。ドカタでも工場でも」

「工場ォ〜!?あーそういやお前去年の夏休みバイトしてたな?アイス工場だっけ?」

「そ。いーよ工場。アイス食い放題だし!無になれるぜ?レンも楽しいライン作業しよーぜ?」

「やだよっ!俺はさ、将来アパレルの販売員になって好きな服に囲まれてバンドやって暮らすの!ミルトも接客しよーぜ!お前何気にコミュ能力たけーんだし工場じゃなくてもできるだろ」

「うーん、基本表は好きじゃない。歌うのは別だけど」

「よく言うよ。今やまあまあ有名な読モのくせに〜。この前事務所にお前にファンレター来てたってよ?」

「え、マジ?…、そっか、照れるな」

ミルトは見た目は俺と同じヤンキー、いや他校だと俺より怖いって噂もあるみたいだけど性格はかなり優しい男前な奴だ。…が、結構ぼーっとしていて直ぐ壁にぶつかるしいつも眠たそうだし、まあ、常に涼しい空気感を纏わせている。
コイツとは死ぬまで友達で居たいし、心許せる一番の親友でありたい。