【A.I NO.000】光恋斗(=金髪の本名高橋恋、タカハシレン)Side
今日も見上げた空は青い。それが当たり前の日々だった。
北関東にある某地味高校の軽音部の部室。突如、地鳴りのように響き渡る楽器の爆音。BPM200越えの高速ピッチでぶっ飛ばす俺の美声!各々の教室に退屈な教師の声だけが響く授業中の静寂を切り裂いてやる。
窓を全開にしてマイクを握る指先に込める反骨精神、またの名を黒歴史の真っ只中。嗚呼、今日も俺達は生きてるぜっ!そんな叫びを歌っているんだ。歌うのってサイコーにキモチイイ!
…数十秒後、当然扉が凄まじい音で開かれ、鬼の形相の担任のW先生(国語、古典)がそこに居た。
「コラーーーッまたお前ら軽音部!この不良ども!授業を受けろ!特に高橋!お前はバカにも程がある!」
「あァ?……先生ェ…、人生ってなんなんだよ?青春の定義は?俺達に教えてくれよオォーーーーー!俺は毎日歌いてぇーんだよ!将来はバンドやるんだ!なぁ、人生の理由って?生きるってナニ?」
「そういう御託は部活の時間にやれ!一々ポエムを叫ぶな!国語の授業中も毎回寝てる奴が訊くことか!?ホラお前らも自分の教室に戻れ!」
「いででっ!ぼーりょく!!!センセー痛ぇって!!!」
「こんっな金髪にしやがって…、ちゃんとしろ!もう一人の高橋もだ!全くお前ら…。」
中学の頃から金髪がトレードマークの俺、高橋恋(タカハシレン)。周りに何を言われても自分を貫いてきた。ド田舎に住んでるけど片道2時間以上かけて時折都内の友達ともつるむし、原宿を歩いていたらカメラマンに撮られて以来読者モデルもしている。校内の目立つヤンキー有名人とは俺のことさっ!

