「お前…知らないのか?」

『何を?』

「早咲のこと…」

『だって今日会ったばっかしだし?知らねぇよ…』

俺がそう言うと

武は信じられないとでも

いうような顔で俺を

見ながら言ってきた…

「早咲って…お嬢様なんだぞ?」

と…

は!?お嬢様!?

『早咲がか?ウソだろ?』

俺がバカにするように

笑って言うと

真剣な顔をした武が

首を横に振った…