目が覚めると

私の真正面の席に

寝てる男子生徒がいた…

誰なのかはすぐに分かった

腕を組んで寝てる…

サラサラした短い黒髪が

図書室の暖房で

微かに揺れ動く…

寝ている彼をみて

『龍太郎君…』

そう呟いた…