「何倒れてんの?」
しりもちをついた俺をキョトンとした顔で見ながら不思議そうに聞いてきた。
『なんでもない…』
そう呟いて立ち上がり尻に付いた砂をパンパンとはたく。
「そう。じゃあそろそろ教室に戻んなきゃ」
俺に背を向けサッサと前を歩き教室に向かう鈴村
『ちょっ、俺も行かねぇとやべぇじゃん』
時計塔の時間を見て俺も急いで教室へ足を向かわせる
今日の昼も…
早咲来んのかなぁ?
ってかクラス同じだからぜってぇに来るか…。
廊下を歩きながらふと思った。
1年の時早咲はいつも昼休み俺と過ごしていた。
というよりも向こうが勝手に俺の所に来ていて
俺からすれば無理やり過ごさせられたようなもんだ。
昼飯食うときも昼飯食い終わった後もずっと…。
午後の授業が始まるまで…。
そういえば
鈴村が転入してきた日に早咲が珍しく学校休んでたことがあったな。
そして次の日朝から教室に押しかけて来て
みんなの前で浮気だの二股だの言い出したんだよな…。
俺、完全に悪者扱い…。


