教室を出た俺の足は自然と図書室に向かっていた…

図書室の前に着いた俺はためらいなく中に入った…

やっぱりな…

中には予想通り鈴村が居て

今日もまた椅子に座って寝ていた…

机には開いたままの本が置かれていた…

相変わらず誰も寄りつかない図書室には

俺と鈴村の2人だけ…

また鈴村の目の前に座った俺は

鈴村の手元にある本が気になった…

何の本なんだ?

読みかけらしい本のページに気をつけながら

本を開いたまんま裏返して本のタイトルを読もうとする…

ん?シンデレラ!?

そう…気になってみた本のタイトルはシンデレラだった…

意外だな…

鈴村のことだからサスペンスものとか読むと思った…