推しにガチ恋ってアリですか⁉︎

「リレーさ、瑠亜の可愛すぎる応援のおかげで牙城に勝てたんだよね」

「ふぇ……あぅ、おめでと……っ!」



まずいよぉ。
推しが尊すぎて本格的に死ねるよぉ。

ていうか私、恥ずかしすぎて声小さかったと思うけどね?逆に聞こえてたのすごすぎない⁉︎

でもやっぱり高峰くんは応援したくて。

気がつけば自分のクラスの秀馬くんよりもエールを送ってた。



「ということで、ご褒美。ちょーだい」

「⁉︎ あ、そうだった……!」



私は頭を抱えたくなる。
流されて頷いちゃったけど、ご褒美って何……⁉︎



「あの……高峰くん、何すれば、いいの……?」

「っっっっ待ったちょっと待ってストップ」



見上げると、なぜか顔をそらされる。



「やばい……上目遣いの破壊力……えっぐ」

「?」



なんか破壊とか言ってたけど……うん、気のせいだよね。

損害賠償金とか払わないからね……⁉︎