「あ、私が涼香にお肉もらったから嫉妬してるんだ!」
「え?いや、ちがうし」
「らしいよ涼香っ、野柳くんにも奉仕してあげて〜」
「どこでそんな言葉覚えたのよ」
苦笑いしながら彼氏にもお肉をあげてる涼香と、やっぱり嬉しそうな野柳くん。
ちなみに、涼香と秀馬くんにもらったお肉はほっぺたが落ちると思ったくらい美味しかった。
さすが高級焼肉屋さん……!
会ったことないけど、計画してくれた子に大感謝。
「そういえば花野井さんに樋泉さん、東條さん、まじでありがと〜!」
「それな!この3人がいたからすごく繁盛したし」
「お礼にケーキ奢るねっ」
「え⁉︎ え……⁉︎ あ、ありがとう!」
かと思えば急にクラスメートから感謝されたりもして。
ケーキを奢ってもらったりもして。
高峰くんと十六夜さんのことは頭から抜け落ちていたと言うのに。
「美味しかった〜、ありがと!」
「あれ、瑠亜もう帰るの?」
「うん、今日は帰ってやらなきゃいけないことがあるから」
「俺送ってこっか?」
「や、大丈夫!じゃあね〜」



