「文化祭おつかれさま、瑠亜」
「うん!秀馬くんも執事お疲れ様っ」
「まじで疲れたー、一生やらねー」
大きいため息をついてる。
「え、なんで?すっごくかっこよかったのに!」
「……じゃあまたいつかな」
「相変わらずチョロいなー秀馬」
「黙れ」
向かいに座る野柳くんと涼香。
今日も野柳くんにからかわれてムッとする秀馬くん。
「瑠亜、お肉おかわりいらない?これ柔らかくて美味しかったわ」
「あ、じゃあ二つお願い!」
「おい瑠亜、これも食べろ。超うまいから」
「わぁ、ありがと!」
「花野井は幸せ者だね」
あっという間にお肉で埋め尽くされた私のお皿を見て、クスッと笑った野柳くん。



