シャラ、と彼の指によって持ち上げられた、私の首にかかるネックレス。



「これ、アイツにもらってただろ」

「う、うん……」

「……首輪かよ。引きちぎりたい」

「!!!」



良からぬ言葉が……!



「映画最高だった、これよりもすごく!1番のプレゼントだった……!」

「へー?」



口角を片方だけ上げて笑った秀馬くん。



「じゃ、"俺が一番"だよな」

「え……?」

「やっと、アイツに勝てた」



不敵に、そう零したんだ。